相続におけるありがちなトラブル

 

相続で最もありがちなトラブルは、故人の生前の面倒を誰が見ていたかということを巡ってのものでしょう。一緒に住んでいたとか、田舎から引き取って暮らしていたとかもそうですが、病気になり入院していたとか、介護の施設にお世話になり、それらの費用を負担していたとか、様々な要因で財産分割のときにトラブルが勃発します。悲しいことですが、兄弟姉妹の間でも絶えません。
これらは見方の相違とか、どのくらい尽くしていたかとかが、当人とそうでない人の間で食い違うことが原因ですが、金銭的な認識の差に加え、精神的な負担や肉体的な負担もあるから、余計にややこしくなるわけです。
被相続人の意思を尊重することが第一ですが、財産の分割について、被相続人と関係者が生前に話し合って、ある程度のめどをつけておくのが、賢明なことと言えます。
たとえば、土地や家は誰が継承するか、預貯金の残金はどのくらいの比率で分けるか、という大まかなことだけでも決めておけば、細目は別として大きなトラブルには至らないことが多いのです。
亡くなられてからはじめて分割の協議をするのは、お互いの思惑が違ってくることが多く、相手ががめついとか守銭奴とかの印象を持ちやすくなるので、余計に面倒なことになるわけです。